2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
やがて公開される「ゴジラVSコング」を前に目撃した、永遠不滅のクールジャパンのキャラクターのオリジンは想像を遥かに上回る素晴らしさだった (評価 84点) 日本が世界に誇るキャラクター、怪獣王ゴジラ。不思議なことに恥ずかしながらロクにちゃんと…
文字通りの賞金首に群がる負け犬どもの壮絶かつ悲壮な末路へのささやかな手向けがギターの音色なのか (評価 74点) 負け犬を描いた映画は数々あれど、ただその散り様を描くだけではない、それを滅びの美学にまで昇華し得た作家はおそらくサム・ペキンパー…
「甘ったれんじゃござんせんよ、お夕さん。赦免花は散ったんでござんすよ」 空前の「木枯し紋次郎」ブームに沸く1972年。東映がその潮流逃がすまじとばかりに放った劇場版の「木枯し紋次郎」。貴重なのは、TVシリーズでは映像化がかなわなかった紋次郎…
これはメビウスの輪というレールをジェットコースターでライディングする感覚なのか。無限ループとスラッシャー、その2ジャンルがシームレスに融合する驚きが味わえる思いもよらない傑作 (評価 82点) 有難きはネットの時代。ネットでその存在をたまたま…
星の数ほどもある復讐アクション、しかし、本作は思わぬ拾い物という月並みの惹句だけでは勿体ないほどの良作だ (評価 80点) 現代はウイズ・コロナの時代、そして同時にウイズ・AIの時代でもある。AI搭載の電化製品は言うに及ばず、AIスピーカーが…
巨大ロボと怪獣の対決をあのデル・トロがブロックバスター級のスケールで描く。誰もが心を躍らせた企画だったのに、肝心の怪獣に個性がないのが致命的だった。 (評価 60点) 自他ともにオタクと認めるデル・トロがそのオタク魂の全てをそそぎ込んだ渾身の…
本作のキャッチフレーズは淡々(タンタン)。この熱さゼロの淡々とした静かなる復讐談はおそらくクセになる (評価 70点) 本作、脚本があの「タクシードライバー」のポール・シュレイダーのアクションものの渋めの佳作とあって、その昔、見るのを切望して…
その男、盲人にして居合の達人。而してその強さは鬼神の如し、時代劇史上、不滅のアンチヒーローここに参上 (評価 88点) 日本には誇れるものがいくつもある。たとえば国境の壁を軽々と超えてみせるキャラクターたち。その代表格は言うまでもない、キング…
ロボットヒーローもののはずなのに負け犬もドン引きする過激なバイオレンス描写、善良な市民を守るために行うその行為の凄まじさは到底、子供には見せられない・・この映画の客層の対象年令は一体、何歳なのか (評価 78点) 二足歩行の治安維持ロボ、ED…
敵は仮面ライダーのキバ男爵! <天竜一家の親分殺しの濡れ衣を着せられているとも知らず、その親分の仇を探す三代目の源八を助ける紋次郎。折しも天竜一家の代貸の伊兵衛と仁太、清吉との間では四代目をめぐる確執が渦を巻いていた。そして紋次郎は、自分の…
映画にはやっぱりその監督の実力や力量があからさまに曝け出されるものだ。たとえそのキャラクターを知り尽くしている生粋のクリエイターでもそれは同じ (評価 60点) 「ブレイド」1,2を経て、主演のウェズリー・スナイプスは自分の肉体的なポテンシャ…
組織においてポテンシャルの高い人材が想定以上の潜在能力を発揮する瞬間に立ち会える喜びはひとしおだ、またそいつが真正オタクであれば尚更だ (評価 82点) 前作「ブレイド」でその虜となった負け犬が、一作目からさして間を置くことなく作られた二作目…
ブレイドの仇敵フロストが実はブヨブヨの血液の塊だったこと、監督のスティーヴン・ノリントンとの犬猿の仲があの激烈映像を生み出したことをメイキング映像で知って驚いた (評価 89点) その昔、とりあえず何でもいいからヒマを潰そうと当時良く通ってい…
追う逃げる追う、そしてまた逃げる!走り続ける連鎖が永久運動のように途切れることがないこの映画の画面から迸るエネルギーの熱さに誰もがきっと火傷する (評価 80点) 『ノンストップ』という言葉、ノンストップ・アクション、ノンストップ・スリラー、…
みんな大好きボクも大好き、やんちゃな映画小僧ギレルモ・デル・トロ。そんな愛すべき怪童のハリウッドデビュー作はやっぱりスゴかった (評価 74点) 負け犬が所有する本作のDVD、実を言うと10数年近くもDVDボックスに眠ったままになっていた。そ…
日本のサブカルのマンガ、アニメのハリウッド実写映画化はことごとく失敗してるけど、本作はどうなのか? (評価 20点) 木城ゆきと氏の原作「銃夢」はビジネス・ジャンプで連載が始まった時、たまたま第一話をリアルタイムで読んだと記憶する。確かに第一…
アートの道を志していたキャスリン・ビグローは、さらにポピュラーな大衆的な芸術としての映画に魅せられ、ミロシュ・フォアマン監督のバックアップを得て映画の道に踏み出すが、その後に築いたのは赤字作品の山だった。 (評価 76点) あの「アバター」と…
生き残るために自分が持てるものは全て使う。それがその人の美貌であっても全然、構わないわけで (評価 76点) 映画のメッカ、ハリウッド。そこで相応の製作費の下、監督を一任された人間には絶対的な権力が与えられる。だが、その権力はこれもまた絶対不…
魔物を狩る蛍に男の意地を見た <村にいついた半端者の渡世人、蛍の源吉は酔いどれのお六という女から怨念坂の化け物のことを聞かされる。村の顔役の大総代の女房お冬は、お六が村に流布させている化け物のうわさ話を払拭するため、怨念坂にうわさの真偽を確…
多分、この映画は妊婦さんに見せたらヤバイ。実際にガリガリ君みたいな勢いでガリガリ痩せていくミア・ファローが何よりも怖い (評価 78点) 今更ながらのホラー映画の傑作との誉れも高い「ローズマリーの赤ちゃん」。実はこの負け犬、恥ずかしながら未見…
列車のタダ乗りのためだけに激闘する男たち?そんな企画が通った上に、傑作映画が誕生するそんな夢のような時代が存在した。 (評価 90点) 本作の存在を知ったのは、映画雑誌に載っていたアーネスト・ボーグナインのシャックとリー・マービンのエースが血…
「エイリアン2」の大成功により早々に企画された「エイリアン3」。しかし、そのプロジェクトは当初から難航を極める。そして紆余曲折を経てようやく出来上がった作品は批判の矢面に立たされる。 (評価 70点) あのデヴィッド・フィンチャーの監督デビュ…
たとえ無理難題を吹っ掛けられても出来ない時は出来ないとハッキリ言える奴が出世する。出世する奴としない奴との別れ目は最初から決まっているのかもしれない。 (評価 80点) まったくの下働きの裏方から見事「ターミネーター」をヒットさせ一躍、注目さ…
すっかり落ち目な大監督が本気出したら、狂い咲きみたいでスゴかったのともう一つのエンディングにもビックリした (評価 89点) オープニングのタイトルバックのカッコ良さには悶絶必至 やっぱりウィリアム・フリードキンだぜ!と劇場で思わず喝采を上げ…
もう何十年間もブッ飛ばされ続けるダイナマイトのようなこの作品の凄さは一体何なんだ! (評価 96点) あの文豪、池波正太郎の名著『食卓の情景』に本作「フレンチコネクション」について言及したくだりがある。あの屈指の名場面。麻薬組織のトップ、シャ…
一人では凍え死ぬような寒さでも、二人で寄り添えば少しはしのげるのかもしれない。たとえその二人がどうしようもない負け犬みたいな連中でも (評価 89点) テンガロンハットを被った滑稽な男と足を引き摺るみじめな小男が身を切るようなニューヨークの風…
子供の頃、あの有名なチョッパーで疾駆するこの映画のポスターがあちこちに貼られていた。そのカッコ良さや自由な空気こそまさにアメリカそのものだった。 (評価 78点) 映画とは、映画会社のエライ重役連中が会議で企画を立案し、予算が組まれ、俳優やス…
”サノバビス!”出演者たちは皆、異口同音にそう言って、この映画のことを口汚く罵った。でも、その結果、生み出されたのはとてつもない感動の塊という結晶だった。 (評価 84点) 「エイリアン2」をヒットさせたジェームズ・キャメロンが、机の引き出しに…
ベルトリッチのいわば入門編のこの映画、思うのは、今ジョン・ローンはどうしているのだろう? (評価 80点) ジックリ腰を据えて見れる映画となれば歴史もの。その時、ふと浮かんだのが、ン十年前に日曜洋画劇場で一度見たきりの本作だった。劇場でも大ヒ…
「オーマイガー!ザッツマイドーター!」娘がAVに出てるのを見せつけられたら泣く親は勿論いるだろうけど、それをきっかけに自分までAV業界に入ろうなんて親がいるのか?(評価 50点) 負け犬は経験ないけど、これだけ巷にAVが溢れてて、引きも切ら…