負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。

2021-01-16から1日間の記事一覧

負け犬さんの美人は薄命どころかしぶとく生き残る。その手に握るのは汗ならぬ爆弾だったという件「ハート・ロッカー」

アートの道を志していたキャスリン・ビグローは、さらにポピュラーな大衆的な芸術としての映画に魅せられ、ミロシュ・フォアマン監督のバックアップを得て映画の道に踏み出すが、その後に築いたのは赤字作品の山だった。 (評価 76点) あの「アバター」と…

負け犬さんのキャリア組として生き残るためにとにかく使えるものは何でも使えという件「ニア・ダーク/月夜の出来事」

生き残るために自分が持てるものは全て使う。それがその人の美貌であっても全然、構わないわけで (評価 76点) 映画のメッカ、ハリウッド。そこで相応の製作費の下、監督を一任された人間には絶対的な権力が与えられる。だが、その権力はこれもまた絶対不…

木枯し紋次郎 第三十一話「怨念坂を蛍が越えた」 初回放送日1973年2月10日

魔物を狩る蛍に男の意地を見た <村にいついた半端者の渡世人、蛍の源吉は酔いどれのお六という女から怨念坂の化け物のことを聞かされる。村の顔役の大総代の女房お冬は、お六が村に流布させている化け物のうわさ話を払拭するため、怨念坂にうわさの真偽を確…

負け犬さんの神経症の妊婦はかくも怖いという件「ローズマリーの赤ちゃん」

多分、この映画は妊婦さんに見せたらヤバイ。実際にガリガリ君みたいな勢いでガリガリ痩せていくミア・ファローが何よりも怖い (評価 78点) 今更ながらのホラー映画の傑作との誉れも高い「ローズマリーの赤ちゃん」。実はこの負け犬、恥ずかしながら未見…

負け犬さんの無賃乗車も命がけの件「北国の帝王」

列車のタダ乗りのためだけに激闘する男たち?そんな企画が通った上に、傑作映画が誕生するそんな夢のような時代が存在した。 (評価 90点) 本作の存在を知ったのは、映画雑誌に載っていたアーネスト・ボーグナインのシャックとリー・マービンのエースが血…

負け犬にならないために、ビジネスモデルにおける仕事へのこだわりについて「エイリアン3」

「エイリアン2」の大成功により早々に企画された「エイリアン3」。しかし、そのプロジェクトは当初から難航を極める。そして紆余曲折を経てようやく出来上がった作品は批判の矢面に立たされる。 (評価 70点) あのデヴィッド・フィンチャーの監督デビュ…

負け犬さんの出世する奴はパワハラにも屈しない件「エイリアン2」

たとえ無理難題を吹っ掛けられても出来ない時は出来ないとハッキリ言える奴が出世する。出世する奴としない奴との別れ目は最初から決まっているのかもしれない。 (評価 80点) まったくの下働きの裏方から見事「ターミネーター」をヒットさせ一躍、注目さ…