負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

負け犬のオーイェーイ!どいつもこいつもぶち殺せ!この物件はあたいのもの!これぞ究極の事故物件スプラッター「ドリーム・ホーム」

地獄の結束バンド!香港から飛来した、とんでもない事故物件ならぬ事故映画。可憐なヒロインが事故物件にすべく繰り広げる直視不能、それでいて社会性とちょっぴり知的な残虐ホラー! (評価 70点) マイホームの購入をお考えでしょうか?それでは香港の海…

ペットの殺処分が専門の殺し屋さんの日常(大型ペット編)

ペットの殺処分が専門の殺し屋さんが相手にするペットにも色々とあるもので・・・ さすがにゾウを散歩に連れ歩いている人は近所にもいないな~(笑)

負け犬が後戻りしなかったおかげでとんでもない袋小路に陥ってそんな不幸がとてつもなく面白い件「Uターン」

人が不幸のドン底に転がり落ちていくのを見るのほど楽しいものはない。巨匠オリヴァー・ストーンの灼熱ノワールの大傑作。 (評価 80点) 袋小路。現実にそんな状況に陥るのは願い下げだけど、映画の中で袋小路にはまり込んだ主人公がもがき苦しみ加速度的…

劇画!木枯し紋次郎「エロい肉欲に血が疼いた」

子供の頃、悩ましかったのが、夏の盛りの頃、草むらに捨てられていたエロ本。夏の日差しに照り付けられた草いきれの中、ページがヨレヨレになったそんなエロ本をおそるおそる覗き見ていた記憶がある。 後になって、あのビニ本というやつが大流行し、国道沿い…

負け犬も他人の人生を歩んでみたいとふと思う時があったりして「列車に乗った男」

水と油のように絶対に交錯しようがない人生が、一瞬交わる瞬間に涙する。黄昏の人生の機微を描いた名匠パトリス・ルコントの傑作ノワール。 (評価 78点) 誰もが他人の人生に対して思い描く憧憬や嫉妬を、僅か4日間の出会いと別れのうちに描く、ルコント…

劇画!木枯し紋次郎「納得出来ない旅支度」

そーいえば、動物園の猛獣の脱走訓練って、職員さんがライオンとかの着ぐるみかぶってやりますよね。 あれは間抜けだな~、まったく関係ありませんが(笑)

劇画!木枯し紋次郎「人工知能に明日を見た」

負け犬ドキュメント「スクランブルエッグの誘惑」

この負け犬自身の日常を描く負け犬ドキュメント!スクランブルエッグの目からうろこのメイキング!

負け犬がありがたくもないフォロワーさんに尾けられて大変だった件「イットフォローズ」

ホラホラ何かがあなたの後をつけてくる!ただ何かが後ろをついてくる、その恐怖のみを純粋ろ過して描いた新感覚ホラー! (評価 72点) ネットやツィッターなどでフォロワーさんというものが増えれば誰でも嬉しいもの。でも、自分自身の後ろに何か得体の知…

負け犬ドキュメント「負け犬さんはひとりぼっち」

負け犬の日常を描く負け犬ドキュメント!負け犬は、負け犬なのでいつもひとりぼっち。だから、会社でもこんな有様で・・・ あなたの職場でこんな人いませんか?いたらその人は間違いなく負け犬です(笑)

劇画!木枯し紋次郎「激闘!女必殺剣」

トランスジェンダーにバイセクシュアル、男と女の性別の問題も何かとフレキシブルな世の中になりましたね

劇画!木枯し紋次郎「白と黒の仁義に散った」

渡世の義理とは無縁な筈の紋次郎でも仁義の掟やしがらみから、やむにやまれず長ドスをふるわねばならないこともある。 現在でも義理は厄介なもの。思えば忖度も義理なわけで、パンダが白黒だからというわけではないけれど、物事に白黒つけるのはムズかしいも…

劇画!木枯し紋次郎「木枯しの音が消えた」

ヒュウウウ・・というあの紋次郎の木枯しの音は、紋次郎が若い頃、山中で助けられた浪人の娘、お志乃から教わったものだったというルーツが第12話の「木枯しの音に消えた」では語られた。 このコロナ過も、収束に向かいつつある今日この頃、欧米ではマスク…

劇画!木枯し紋次郎「あっしには関わりござんせん」

「あっしには関わりござんせん」 この紋次郎の決めゼリフ。70年代の空気感とマッチして一世を風靡した。ところが、紋次郎にはもう一つ、ほとんど知られていない決めゼリフがあるのをご存知でしょうか? 「あっしには言い訳などござんせん」 このセリフは1…

劇画!木枯し紋次郎「純白の乙女の祈りに萌えた」

紋次郎シリーズの約束事の一つに、どんな女に言い寄られようが、決して事には及ばないというルールがある。 しかし、紋次郎シリーズのゲスト女優陣といえば、艶っぽい女優さんばかり、ストイックな紋次郎も案外、心中ではこんな葛藤に悩まされていたのかも(…

劇画!木枯し紋次郎「引力の法則に泣いた」

紋次郎のトレードマークといえば、言わずもがなのあのバカ長い楊枝。紋次郎が楊枝を吹くと、動力源でもあるかのように楊枝が空中を一直線にすっ飛んで、矢のように突き刺さる(鉄の楊枝でもあるまいに)。 あのイリュージョンは、編集で生み出されたものだが…

劇画!木枯し紋次郎「鮮血の刃に老いを見た」

本シリーズが終了してから実に20年後、老境にさしかかった紋次郎が再び渡世の旅に出る「帰って来た木枯し紋次郎」が製作された(単発のTVスペシャルとして作られたが、あまりにも出来が素晴らしかったため、短期間ながら劇場で公開もされました)。 老境…

劇画!木枯し紋次郎「峠に泣いた!甲州路」

体の不自由な少女、お妙との出会いが描かれた第三話「峠に哭いた甲州路」。片足の無いお妙は、結局、峠の向こうの世界を見ることがかなわずに死んでしまうが、もしも峠の向こうがこんな世界だったら、見たくなかったかも!(笑)

劇画!木枯し紋次郎「旅立ちの朝に踵を返した」

紋次郎名物の一つが、映像派、市川崑監督の手による今見ても斬新無比なそのタイトルバック。 そのタイトルバック中、歩き出した紋次郎が振り分け荷物を忘れていることに気が付き、慌てて引き返すというユーモラスなカットがインサートされている。 今なら、…

劇画!木枯し紋次郎「地蔵峠の雨で冷える」

紋次郎のシリーズ中、屈指の名シーンといえば、何と言っても第二話「地蔵峠の雨に消える」の土砂降りの地蔵峠での雨中の集団戦のシーン。 あのシーンのロケは比叡山の山中で行われた。雨自体は消防車で降らせた雨だったそうですが、紋次郎役の中村敦夫をはじ…

劇画!木枯し紋次郎「川留めの水は今日も濁った」

1972年1月1日に放送が始まった紋次郎の記念すべき第一話「川留めの水は濁った」のラストシーンは、朝もやの中、大井川のほとりに佇む紋次郎のシルエットが映えるTV史上に残る名シーンだった。 このシリーズの名物の一つだった、息を呑むほど美しい日…

負け犬があまりにもクダラナイ時間泥棒映画に怒りを爆発させた件「グッドネイバー」

ただ思わせぶりなだけで中身は空っぽ。時間泥棒映画の見本のような低俗きわまりない最低映画。 (評価 5点) この負け犬が一番嫌いな類の映画が、あのPOVというやつ。要は主観映像で進行していく類の映画である。あれの何がいけないかというと、結局、ダ…

負け犬がもっとヘビーなパンチを食らわせてほしかった件「キャビン・フィーバー」

「サタデーナイトフィーバー」程とはいかないにせよ、もっとフィーバー出来るパンチが欲しい!これぞ、あのホラーの旗手イーライ・ロスの中途半端なロス映画! (評価 50点) あのソリッド・シチュエーションホラーの傑作「ホステル」のイーライ・ロスが1…

劇画!木枯し紋次郎「咽び泣く娘の涙に背を向けた」

というわけで、突如として始まった劇画!木枯し紋次郎!1972年に産声を上げ、令和の今の時代になっても魅力が一向に衰えることのない孤高の旅人。 紋次郎はいつ見てもシビれさせてくれますね~ そんな無宿渡世の紋次郎は何せ孤高の旅人なので、どこの土…

負け犬の極悪非道!全員死刑一家の残虐無比な所業に70年代スピリッツの爆発を見た件「マーダーライドショー2」

控えめな生命力を持つロブ・ゾンビが放ったサプライズヒットの続編は、前作のセブンティーズ志向に更にベクトルを振り切って爆発させたような快作だった! (評価 72点) 極悪非道、残虐無比。この家族の所業の前には、ピカレスクなどという生易しい言葉は…

負け犬のもしもゴルゴ13が殺し屋選手権に出場したら

殺し屋に年に一度の認定試験があったら?をコミカライズしました! 殺し屋の王座を争う殺し屋選手権にあの伝説のスナイパー、ゴルゴ13も出場します。しかし、そこには思わぬ強敵が・・! キングコブラといえばそのキングの呼び名の通り数百種を数える世界…

負け犬のロッカーなゾンビがキッチュなライド感満載のホラー映画を作ったらこうなったという件「マーダーライドショー」

悪趣味、下劣、不快に淫靡、醜悪、残虐、グロテスク!ゾンビからあなたに贈る、中産階級の一家がお茶の間で、アミューズメント感覚で楽しめる愉快で楽しくクレージーなホラー映画!(評価 64点) 不快な音楽、不穏な映像。のっけからアングラ臭を全身から…

負け犬のハリウッド随一の超美人監督は午前0時30分に熱くなる件「ゼロ・ダーク・サーティ」

闇の中に響く乾いた銃声!ライブの赤外線映像の圧倒的な臨場感!無傷の勝利に安堵する一人の女の一筋の涙に熱くなる!実録ポリティカル・コンバット・サスペンスの傑作!(評価 84点) アメリカ最大の賞金首ウサーマ・ビン・ラーディンを狙え!そのミッシ…