負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。そして、木枯し紋次郎を完全コミック化(笑)した「劇画!木枯し紋次郎」を日々、配信中!色々な動物が繰り広げる動物コミックもあわせてお楽しみください

劇画!木枯し紋次郎「大井川の土左衛門」

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このマンガでは大井川ですが、紋次郎が旅をした天保の時代、水の都とも言われた江戸の町では、あちこちにあった水路や掘割に水死体が流れ着くことが実に良くあったそうです。

驚くのが、その時の対処法。江戸の庶民は水死体を見つけてもお目付け役に届けることなどせずに、そのまま突き出して流れに押し出していたのが普通だったそう。それでもお咎めなど受けることはなかったそうです。

江戸の時代はまた死体というものが一つのビジネスにもなっていたらしい。何故なら、刀の試し切りを罪人の死体で行うのが普通だったから。普段、時代劇では決して描かれることのないこうした死体をめぐる事情、ホトケというフィルターを通して見れば、江戸の時代もまったく違って見えるところが面白いですね。

追伸)今回、生まれて初めてドラえもんを描きました!グチャグチャになりました!藤子不二雄先生御免なさい(笑)

 

負け犬のオーイェーイ!どいつもこいつもぶち殺せ!この物件はあたいのもの!これぞ究極の事故物件スプラッター「ドリーム・ホーム」

地獄の結束バンド!香港から飛来した、とんでもない事故物件ならぬ事故映画。可憐なヒロインが事故物件にすべく繰り広げる直視不能、それでいて社会性とちょっぴり知的な残虐ホラー!

(評価 70点)

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 マイホームの購入をお考えでしょうか?それでは香港の海を一望できるタワー・マンションはいかがでしょう?今がお買い時です・・・というわけで、事故物件型血祭りスプラッターとでもいうべき本作。

 午後23:00、一人の女が香港のタワー・マンション、ビクトリアNO1にやって来る。そのままずかずかと守衛室に入り込んだ女は、そこにいた夜警の男の首にいきなり結束バンドをかけるとロックする。たちまち窒息する男。もがき苦しむ男を冷徹に見下ろす女。そして苦しさに耐えかねた男は必死でそばにあったカッター・ナイフをつかむと結束バンドの間に切っ先をねじ込み結束バンドを断ち切ろうとする。しかし、無情にもカッターの刃は、首の皮膚を切り刻むばかり、いよいよ男は苦しさのあまりカッターの刃を深々と切り込みバンドを切ろうとした瞬間、傷ついた首の動脈から鮮血が噴き出してこと切れる・・・正視に耐えかねるこんな壮絶なシーンからいきなり始まる本作(この結束バンドの使用方法は決してマネしてはいけません!)。

 驚くなかれ、この後、本作は、90分にわたって、この夜警の男を皮切りに、その冒頭の女が、マンションの住人たちを片っ端から残虐無比な方法で殺戮していくシーンに終始する。それでは本作はただノー天気な、スプラッターホラーなのか?答えはノー。本作で、凄絶な殺戮シーンにインサートされるのが、この女チェン(ジェシー・ホー)の日常生活や過去の生い立ち。そう、本作は、時系列に進行するグロテスクな残虐シーンの合間にシャッフルされる、そうしたシーンで、女が何故、その犯行に至ったか、そして最後にその驚きの動機が明かされるという、ちょっとそこらの凡百なエログロホラーとは一味も二味も違ったインテリジェンス・ホラーとでもいうべき作品なのだ。

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 こんなユニークなホラーを作ったのは、香港気鋭のパン・ホーチョン。監督のパンが本作の製作に至ったのも、新聞で何気に目にした三面記事だった。冒頭、テロップが出る通り、本作は香港で実際に起きた実話を元にしている。

 夜警の無残な死体を尻目にチェンが次に向かったのは、臨月間近のとある妊婦の部屋。チェンはその女をいきなり開いたドアで跳ね飛ばし、手足をこれまた結束バンドでロックすると、そのまま首からビニール袋を被せ、掃除機のノズルを突っ込み、スィッチを入れる。たちまち床の上で七転八倒して苦しみ始める妊婦。キャメラはその姿を俯瞰で冷徹に見つめる。

 いたるところで結束バンドが活躍する、百均ホラーといってもいい本作は、この後、チェンが無軌道な若者の部屋に侵入するところから、いよいよ裂けた腹から腸ものたくる地獄の修羅場と化していく。

 だが、そもそも、その女チェンの日常とは、自ら不動産の電話勧誘に毎日いそしむ平凡なOLなのだ。思い出すのは幼き日々、中国返還を目前に。スラム同然の蟻塚のような集合住宅で暮らすチェンのたった一つの夢は、海を一望できる瀟洒なマンションで暮らすことだった。しかし、母親は病気で倒れ、父親も病に侵され、そのたった一つの夢が無慈悲な現実によって蝕まれていく。

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 パン監督は、時系列に進む血みどろスプラッターと、こうしたチェンの日常のディテールと、過去の回想をカットバックして描くことで、たった一つの夢にすがって生きるしかないチェンのキャラクターを徐々に浮き彫りにしていく。この構成は実にユニーク。

 お世辞にも本作はスタイリッシュとは言い難い、それでも、まるでミニチュアを見ているかのような街の姿を切り取るキャメラもあいまって、まるで手作りのクラフトワークのような素朴なパワーは十分なほど伝わってくる。

 ただ体目的だけの妻子ある不倫のふがない恋人にも見放され鬱屈とした日々を送るチェンにもようやく夢に手が届く瞬間が訪れる。海が一望できる理想の物件、憧れのタワー・マンション、ビクトリアNO1が、ぎりぎりのローンを背負えば何とか手に入る手頃な価格になったのだ、しかし、不治の病の父親は保険契約の不備で保険金が下りず、追いつめられるチェン。その時、父親が急な発作に見舞われ喘ぎだす。いつものように酸素吸入器をあてがおうとしたチェンの手がピタリと止まる。

 皮肉な顛末で手に入った父親の生命保険の保険金を頭金に、チェンの夢の実現がようやくかなうと思われた時、いきなり家主が目当ての物件の価格を吊り上げてしまう。さて、そこでチェンはどうしたか?それが本作の狂気の沙汰の動機となっていく。

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 事故物件というのは最近の孤独死の風潮ともあいまってよく聞く言葉となった。ある意味、誰からも疎まれるネガティブなその事故物件を、逆利用してやれ、というやけっぱちともいえるこのヒロインの行動は、確かに狂ってはいるが、ある意味、理にかなっている。現に本作ではイントロで、狂った香港の街に生きるには、それ以上にイカれるしかないとのテロップも出てくる。それに元々、バブルというもの自体、常軌を逸した狂気の沙汰なのだから。

 ひたすら血みどろになって夢の実現に邁進し、ヒロインがビクトリアNO1の上層階から見渡した風景はどう見えたのだろう?そのエンディングは、狂騒のバブルに右往左往する香港社会への見事なサタイヤになっている。

 三面記事を題材に、ちょっとした逆転の発想で事故物件ホラーとでもいうべきタイトな作品を作ってしまったパン・ホーチョン監督はなかなか見事。発想次第で、こんなユニークなテイストの作品が出来てしまうホラーというサブカルをこの負け犬がこよなく愛するのもこんな作品に出会えるからかもしれないといえば、ちょっと褒めすぎか。

 いずれにせよこの事故物件、直視不能なほど血なまぐさくはあるが今がお買い得。負け犬同様サブカルチックなホラーを愛する方は、見逃す手はないですぜ。

ペットの殺処分が専門の殺し屋さんの日常(大型ペット編)

ペットの殺処分が専門の殺し屋さんが相手にするペットにも色々とあるもので・・・

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さすがにゾウを散歩に連れ歩いている人は近所にもいないな~(笑)

 

負け犬が後戻りしなかったおかげでとんでもない袋小路に陥ってそんな不幸がとてつもなく面白い件「Uターン」

人が不幸のドン底に転がり落ちていくのを見るのほど楽しいものはない。巨匠オリヴァー・ストーンの灼熱ノワールの大傑作。

(評価 80点)

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 袋小路。現実にそんな状況に陥るのは願い下げだけど、映画の中で袋小路にはまり込んだ主人公がもがき苦しみ加速度的に不幸のドン底に転がり落ちていくのを見ることは実に楽しい。映画におけるフィルム・ノワールというジャンルは、まさにそんな悦楽に耽るには、うってつけのカテゴリーといっていい。

 そして、袋小路の悦楽に浸れる究極の映画と言っても良いのが、あの「プラトーン」の巨匠オリヴァー・ストーンが放ったフィルム・ノワールの本作「Uターン」。

 ちょっとヤクザな色男気取りの主人公が、たまたま立ち寄った田舎町で、色と欲の修羅場の蟻地獄に落ち込んでトンデモない目に遭うというノワール映画典型の作りながら、圧倒的なエネルギーとパワーで、この負け犬がン十年と見続けているのに未だにその面白さが微塵も色褪せることのない大傑作だ。

 本作を傑作たらしめているのが、ノワールものに不条理テイストを加えて面白さをパワーアップして倍増させているところ。とにかく本作には、不条理もの特有のイカレたキャラクターたちが次から次へと登場し、こちらは冒頭から、マカロニ・ウェスタン風のラストに至るまで、ただ口をあんぐりと開けて見つめるしかなくなってしまうのだ。

 かつてテニス選手として鳴らし、今はすっかり落ちぶれたボビー(ショーン・ペン)は、一路ベガスを目指しアリゾナの砂漠をドライブしている途中、車のラジエーターホースに穴が開き、「Uターン出来ます」という標識を横目に、スペリアという町に立ち寄る。しかし、出来たはずのUターンをしなかったおかげで、そこからボビーの悲惨なほどの蟻地獄が幕を開ける。そこで見つけたのが車の修理屋のダレル(ビリー・ボブ・ソーントン)の店だった。これ幸いと少々、胡散臭いダレルに修理を依頼してしまう。

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 めまぐるしく登場するイカレキャラのトップに登場するダレルのリアリティたっぷりの薄汚さが実に見物。とにかく本作にはまるでシャッフルされるトランプの札のようにイカレキャラたちが次から次へと登場するが、キー・キャラクターに位置するのが、ジェニファー・ロペスが浅黒い肌で男たちを虜にするグレース。

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 ボビーもこのグレースの色仕掛けにたちまち魅了されるが、実はグレースには、保安官の夫ジェイク(ニック・ノルティ)がいて、たちまち路上に叩き出される。しかし、車でのらりくらりと追いかけてきたジェイクに持ち掛けられたのが、そのグレースを殺してくれという、本気とも嘘ともつかない依頼だった。金に目がくらんだボビーは、グレースを殺しにかかるが、逆にグレースから、大金を隠し持つジェイクを殺し、その金を二人で山分けしようと持ち掛けられ・・・。映画はここから、ノワールものには欠かせない裏切りと欲望のダブルクロスが連鎖するパラノイアックな展開になっていく。

 本作の魅力の一つが何と言っても、その映像。本作の前作にあたる「ナチュラルボーン・キラー」で狂い咲いたかのように開花した、小刻みな膨大な数のカットでサブリミナル的な効果を出す手法が本作でも遺憾なく発揮され、どんどん加速していくパラノイアの度合いの演出具合が見ているうちに快感にすらなっていくのだ。

 主演のボビーのショーン・ペンジェニファー・ロペスは言うに及ばず、ジェイクのニック・ノルティカメオ出演程度ながら、強烈な存在感を発揮するイカレた若造トビーに扮するホアキン・フェニックス。おまけに狂言回し的にチョコチョコ出てくる盲目のインディアンのホームレスにジョン・ヴォイトと、役者たちが皆、いい味を出してこのパラノイアックなノワールを盛り上げる。

 ヤクザたちと揉め事を起こし、そのヤクザたちから金を奪い、自らも大金を持って追われているボビーは、いよいよこの町から脱出しようとするのだが、冒頭の修理屋のダレルが、ボビーの車をネタに金を搾り取ろうとする、とんでもない悪徳業者だったことから町からも脱出出来ない、いよいよ不条理な展開に。

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 果たして、ボビーはグレースの計画通り大金を手に出来るのか、そして町から脱出出来るのだろうか?灼熱の田舎町で一癖も二癖もある連中同士が骨肉の争いを繰り広げるこのノワールに、あのエンニオ・モリコーネの美しいスコアが華を添え、一層マカロニ・ウェスタンテイストになっていく後半を盛り上げてくれる。

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 クライマックスの舞台は崖っぷち。そこで繰り広げられる、壮絶な裏切りの掛け合いの果てに最後に笑うのは誰か?

 サブリミナル的なイメージカットの洪水に、巧みな音楽の使い方、そしてオリヴァー・ストーン映画に溢れていた並々ならぬパワー。そのフィルモグラフィでは忘れられがちな本作だけど見ないのが惜しいほどの面白さに満ちている。

 騙しだまされた後の、ビターきわまりないエンディングで、天を仰いで高らかに笑うボビーの姿を是非、見ていただきたい。そして何よりも、他人が不幸のドン底に転がり落ちていく快感を是非、味わっていただきたいのです~

劇画!木枯し紋次郎「エロい肉欲に血が疼いた」

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子供の頃、悩ましかったのが、夏の盛りの頃、草むらに捨てられていたエロ本。夏の日差しに照り付けられた草いきれの中、ページがヨレヨレになったそんなエロ本をおそるおそる覗き見ていた記憶がある。

後になって、あのビニ本というやつが大流行し、国道沿いにビニ本自動販売機なるものも出現し、それにも妙にそそられたものだった。

江戸時代のいわばビニ本が、まさに春画ということになるのでしょう。江戸時代、個人でエロを愛でる媒体といえば春画ぐらいしかなかったわけで、その描写は今から見ても驚くほどハードコアそのもの。

いつの時代になってもエロの力は健在ということか。あの紋次郎をも陥落させたエロの力おそるべし、というところでしょうか(笑)

負け犬も他人の人生を歩んでみたいとふと思う時があったりして「列車に乗った男」

水と油のように絶対に交錯しようがない人生が、一瞬交わる瞬間に涙する。黄昏の人生の機微を描いた名匠パトリス・ルコントの傑作ノワール

(評価 78点)

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誰もが他人の人生に対して思い描く憧憬や嫉妬を、僅か4日間の出会いと別れのうちに描く、ルコントの傑作ノワール

 TVでセレブの姿を垣間見た時、誰もがふと、自分がセレブだったなら、などという想像が頭をよぎることがないでしょうか?この負け犬など、何でもいい、何かで有名になって、他人も羨むお金が稼げたら、そんな悩ましい想像に、中高年の盛りを過ぎた今でも苛まれることが少なくない。

 本作は、ずっと独り身で初老を迎えた元教師マネスキエ(ジャン・ロシュフオール)が、列車から降り立った一人の男と出会ったことから、積年の他人への人生の願望が再燃し、4日間だけその男と生活を共にした、その顛末を描く、ビターながらも何ともエモーショナルな、心に深く沁みわたっていくような秀作ノワールだ。

 他人の人生への憧れといっても、マネスキエの憧憬は、ささやかなものだった。その朝、マエネスキエは、早朝、列車でやってきて、その足で町の薬局に立ち寄ったミランジョニー・アリディ)にたまたま声をかける。そうしたのも、ミランが自分とは正反対のチャールズ・ブロンソンっぽい男臭さ全開の成りをしていたから。それまでの人生でただの一度も町を出たことがないマネスキエの願望とは、ダンディズム溢れるハードボイルドな人生を歩むことだった。

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 「仕立て屋の恋」に「髪結いの亭主」珠玉の傑作を放ってきたルコントの手腕が冴えわたる本作。その作品群の例に漏れず、本作の主人公のマネスキエが身をやつしているのは後悔と、老いからくる身を切るような孤独感。ネガティブながらも決して湿っぽさがないその孤独感を、立ち居振る舞いで絶妙に醸し出してみせるマネスキエに扮する名優ジャン・ロシュフォールが実に旨い。そのマネスキエと全く正反対のキャラクター、ミランに扮するのがかつての歌謡界の大スター、ジョニー・アリディというキャスティングがまた泣かせてくれる。

 マネスキエとは対極にあるハードボイルドな人生を歩んできたミランも、ダンディな風貌はそのままだが、早や初老。そもそも、ミランがその町に降り立ったのも、最後の大仕事にと、町の銀行を仲間たちと共に襲撃することだった。その決行日は4日後。

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 また、ミランを自宅に招き入れたマネスキエも重度の病を抱えており、運命の手術を4日後に控えている。共に運命のルーレットを4日後に控える、対極の人生にある男同士の人生が、列車のレールのように交叉する瞬間は訪れるのだろうか?

 透明感のある青みがかった澄んだような映像に、絶えず背後で聞こえている線路の音。ルコント演出のきめ細かさはキャラクター描写にも遺憾なく発揮されている。

 特に良かったのが、ミランがポツリと、部屋履きを履いてみたいとマネスキエに頼むところ。部屋履き、つまりはスリッパなどというものを履いたことがないと漏らすことで、ミランがそれまで無骨一遍党の裏街道を歩いて来たことを瞬時に匂わせる。そして、懇切丁寧ながらも自慢げにミランに、「部屋履きを履きつぶすには年季がいる」などとレクチャーするマネスキエの実にチャーミングなこと。

 いささか性急すぎる二人の出会いと共同生活の成り行きも、随所にわたるこうしたキャラクター描写が巧みなおかげで気にならない。4日後のイベントという物語の構成が効いているおかげで、いよいよ当日、銀行強盗と大手術という両者の運命のイベントが交互にカットバックされるクライマックスで否が応でも画面に引き込まれることになる。

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 映画の尺も90分、まるですぐれた短編小説を読んだ後のような、カタルシスが味わえる。そして、映画の最後、フレームの両端に立って見つめ合う、マネスキエとミランの立ち姿のイメージが、いつまでも脳裏に残って焼き付くような感慨を抱かせてくれる。

 そのイメージは澄み切った青色で、その青天の下、どこまでも続いている列車の線路のイメージが、こちらの脳裏の隅々まで沁みわたっていくような感触すらあった。

 人生は後戻り出来ない、ひたすら進むしかない、しかし、ともに歩む他人とのそのレールが、どこかで交わる瞬間がやってくる。そんなときめきを痛いほどに感じさせてくれる傑作ノワールなのです~

劇画!木枯し紋次郎「納得出来ない旅支度」

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そーいえば、動物園の猛獣の脱走訓練って、職員さんがライオンとかの着ぐるみかぶってやりますよね。

あれは間抜けだな~、まったく関係ありませんが(笑)