負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。

木枯し紋次郎

劇画!木枯し紋次郎「エロい老人の人妻へのお粥の口移しの強要に燃えた」

「宇都宮雅代妄想全開劇場!」木枯し紋次郎の第二話「地蔵峠の雨に消える」では、義父と共に暮らす人妻役に宇都宮雅代が扮し、けなげな姿を披露してくれた。義父のいいなりのまま尽くすその姿がたまらなくエロかった。 その義父がキモエロい老人だったら、こ…

劇画!木枯し紋次郎「エロい蜜壺に賽の目を振った」

「小川真由美妄想全開劇場!」 股旅ものに欠かせないキャラクターといえば、賭場の盆で白い肌を晒す女壺振り師。木枯し紋次郎の第一回「川留めの水は濁った」では、毛返しというイカサマを使って盆を荒らしまわる女壺振り師、お勝が登場した。 そのお勝に扮…

劇画!木枯し紋次郎「草むらのエロエロな欲情」

子供の頃、紋次郎をはじめて見たとき仰天したのが、道中、若い娘が犯されている現場に遭遇しても、振り向きもせずに歩き去っていくところ。女がレイプされているのに助けもせずに立ち去るとは・・・!まるで現代人の無関心ぶりを揶揄するようなニヒリズムが…

劇画!木枯し紋次郎「エロい痴態に血が燃えた」

今でいうオカズネタのエロ本にあたる春画の世界。江戸のオカズネタと言っても侮れない。描写はそのものズバリの無修正。女性のあの部分など克明に描かれているのが驚く。それどころか、花魁風のいなせな女性が春画を見ながらオナニーにふけるなど、そのシチ…

劇画!木枯し紋次郎「大井川の土左衛門」

このマンガでは大井川ですが、紋次郎が旅をした天保の時代、水の都とも言われた江戸の町では、あちこちにあった水路や掘割に水死体が流れ着くことが実に良くあったそうです。 驚くのが、その時の対処法。江戸の庶民は水死体を見つけてもお目付け役に届けるこ…

劇画!木枯し紋次郎「エロい肉欲に血が疼いた」

子供の頃、悩ましかったのが、夏の盛りの頃、草むらに捨てられていたエロ本。夏の日差しに照り付けられた草いきれの中、ページがヨレヨレになったそんなエロ本をおそるおそる覗き見ていた記憶がある。 後になって、あのビニ本というやつが大流行し、国道沿い…

劇画!木枯し紋次郎「納得出来ない旅支度」

そーいえば、動物園の猛獣の脱走訓練って、職員さんがライオンとかの着ぐるみかぶってやりますよね。 あれは間抜けだな~、まったく関係ありませんが(笑)

劇画!木枯し紋次郎「人工知能に明日を見た」

劇画!木枯し紋次郎「激闘!女必殺剣」

トランスジェンダーにバイセクシュアル、男と女の性別の問題も何かとフレキシブルな世の中になりましたね

劇画!木枯し紋次郎「白と黒の仁義に散った」

渡世の義理とは無縁な筈の紋次郎でも仁義の掟やしがらみから、やむにやまれず長ドスをふるわねばならないこともある。 現在でも義理は厄介なもの。思えば忖度も義理なわけで、パンダが白黒だからというわけではないけれど、物事に白黒つけるのはムズかしいも…

劇画!木枯し紋次郎「木枯しの音が消えた」

ヒュウウウ・・というあの紋次郎の木枯しの音は、紋次郎が若い頃、山中で助けられた浪人の娘、お志乃から教わったものだったというルーツが第12話の「木枯しの音に消えた」では語られた。 このコロナ過も、収束に向かいつつある今日この頃、欧米ではマスク…

劇画!木枯し紋次郎「あっしには関わりござんせん」

「あっしには関わりござんせん」 この紋次郎の決めゼリフ。70年代の空気感とマッチして一世を風靡した。ところが、紋次郎にはもう一つ、ほとんど知られていない決めゼリフがあるのをご存知でしょうか? 「あっしには言い訳などござんせん」 このセリフは1…

劇画!木枯し紋次郎「純白の乙女の祈りに萌えた」

紋次郎シリーズの約束事の一つに、どんな女に言い寄られようが、決して事には及ばないというルールがある。 しかし、紋次郎シリーズのゲスト女優陣といえば、艶っぽい女優さんばかり、ストイックな紋次郎も案外、心中ではこんな葛藤に悩まされていたのかも(…

劇画!木枯し紋次郎「引力の法則に泣いた」

紋次郎のトレードマークといえば、言わずもがなのあのバカ長い楊枝。紋次郎が楊枝を吹くと、動力源でもあるかのように楊枝が空中を一直線にすっ飛んで、矢のように突き刺さる(鉄の楊枝でもあるまいに)。 あのイリュージョンは、編集で生み出されたものだが…

劇画!木枯し紋次郎「鮮血の刃に老いを見た」

本シリーズが終了してから実に20年後、老境にさしかかった紋次郎が再び渡世の旅に出る「帰って来た木枯し紋次郎」が製作された(単発のTVスペシャルとして作られたが、あまりにも出来が素晴らしかったため、短期間ながら劇場で公開もされました)。 老境…

劇画!木枯し紋次郎「峠に泣いた!甲州路」

体の不自由な少女、お妙との出会いが描かれた第三話「峠に哭いた甲州路」。片足の無いお妙は、結局、峠の向こうの世界を見ることがかなわずに死んでしまうが、もしも峠の向こうがこんな世界だったら、見たくなかったかも!(笑)

劇画!木枯し紋次郎「旅立ちの朝に踵を返した」

紋次郎名物の一つが、映像派、市川崑監督の手による今見ても斬新無比なそのタイトルバック。 そのタイトルバック中、歩き出した紋次郎が振り分け荷物を忘れていることに気が付き、慌てて引き返すというユーモラスなカットがインサートされている。 今なら、…

劇画!木枯し紋次郎「地蔵峠の雨で冷える」

紋次郎のシリーズ中、屈指の名シーンといえば、何と言っても第二話「地蔵峠の雨に消える」の土砂降りの地蔵峠での雨中の集団戦のシーン。 あのシーンのロケは比叡山の山中で行われた。雨自体は消防車で降らせた雨だったそうですが、紋次郎役の中村敦夫をはじ…

劇画!木枯し紋次郎「川留めの水は今日も濁った」

1972年1月1日に放送が始まった紋次郎の記念すべき第一話「川留めの水は濁った」のラストシーンは、朝もやの中、大井川のほとりに佇む紋次郎のシルエットが映えるTV史上に残る名シーンだった。 このシリーズの名物の一つだった、息を呑むほど美しい日…

劇画!木枯し紋次郎「咽び泣く娘の涙に背を向けた」

というわけで、突如として始まった劇画!木枯し紋次郎!1972年に産声を上げ、令和の今の時代になっても魅力が一向に衰えることのない孤高の旅人。 紋次郎はいつ見てもシビれさせてくれますね~ そんな無宿渡世の紋次郎は何せ孤高の旅人なので、どこの土…

新木枯し紋次郎 第二話「年に一度の手向草」 初回放送日1977年10月12日

日活ヌーベルバーグの新たなる息吹 <姉のお光の墓参りにおとずれた紋次郎。そこで見たのは。その墓が何者かに荒らされ、そこに埋められていた身も知らぬ娘の死体だった。かつて同じ村の住人だった梅吉は、それが村の名主の娘のおせんだという。紋次郎は、真…

新木枯し紋次郎 第一話「霧雨に二度哭いた」 初回放送日1977年10月5日

新たなる紋次郎伝説のはじまり <木枯しの音とともに再び現れた紋次郎が出合ったのは、旅に出たまま帰ってこない許嫁の相手をさがすお六という娘だった。助けを求めるお六に背を向けた紋次郎は、草鞋を脱いだ前沢一家で、お六と瓜二つの、親分の多兵衛の娘お…

木枯し紋次郎 第三十八話「上州新田郡三日月村」 初回放送日1973年3月31日

さらば紋次郎!そして新たなる旅立ちへ <上州を旅する道中、落雷に打たれ、意識不明となった紋次郎。目覚めるとはからずもそこは、因縁の生地、上州新田郡三日月村だった。石切り職人の与作、そして通りがかりに紋次郎を助けた孫のお市が暮らす小屋で介抱さ…

木枯し紋次郎 第三十五話「雪に花散る奥州路」 初回放送日1973年3月10日

意外や意外な、菅笠スタイルの紋次郎? <山中でイノシシに襲われ、重症を負った紋次郎を助けたのは、越堀の貸元、仁五郎とその娘のお絹だった。敵対する竹蔵一家との勢力争いに陥落寸前の越堀一家は紋次郎に、傷の養生も兼ねて逗留を勧めるが、紋次郎はこれ…

木枯し紋次郎 第三十七話「冥土の花嫁を討て」 初回放送日1973年3月24日

次回が最終回のサスペンス <仇敵を探して旅を続ける一人の武士。土橋征之進と名乗るその武士は、父親を殺した上に許嫁をさらって逃げた小平太という男の行方を追っていた。紋次郎は、その頬の傷から、征之進に小平太だと思い込まれ、仇討ちを挑まれる。誤解…

木枯し紋次郎 第三十六話「雪燈籠に血が燃えた」 初回放送日1973年3月17日

その切ない背中がただ白に消える <雪深い宿場で紋次郎が出合ったのは、幼い子供を連れるお春という女だった。亡き姉の子、秀太郎と母親との三人で暮らすお春。父親の政吉は秀太郎を身ごもらせ村からはるか昔に消えていた。父親のない子を育て、村のものたち…

木枯し紋次郎 第三十二話「明鴉に死地を射た」 初回放送日1973年2月17日

さしずめ紋次郎VS子連れ狼、勝つのはどっちだ <反目する一家の片割れが用心棒に雇ったのは、酒に狂い人を斬りまくる鬼神のようなスゴ腕の剣客だった。又兵衛と名乗るその浪人と出会いがしら一瞬、剣を交えた紋次郎だったが、又兵衛には着かず離れず寄り添…

紋次郎エピソード0(ゼロ)「赦免花は散った」東映劇場版「木枯し紋次郎」

「甘ったれんじゃござんせんよ、お夕さん。赦免花は散ったんでござんすよ」 空前の「木枯し紋次郎」ブームに沸く1972年。東映がその潮流逃がすまじとばかりに放った劇場版の「木枯し紋次郎」。貴重なのは、TVシリーズでは映像化がかなわなかった紋次郎…

木枯し紋次郎 第十六話「月夜に吼えた遠州路」 初回放送日1972年5月13日

敵は仮面ライダーのキバ男爵! <天竜一家の親分殺しの濡れ衣を着せられているとも知らず、その親分の仇を探す三代目の源八を助ける紋次郎。折しも天竜一家の代貸の伊兵衛と仁太、清吉との間では四代目をめぐる確執が渦を巻いていた。そして紋次郎は、自分の…

木枯し紋次郎 第三十一話「怨念坂を蛍が越えた」 初回放送日1973年2月10日

魔物を狩る蛍に男の意地を見た <村にいついた半端者の渡世人、蛍の源吉は酔いどれのお六という女から怨念坂の化け物のことを聞かされる。村の顔役の大総代の女房お冬は、お六が村に流布させている化け物のうわさ話を払拭するため、怨念坂にうわさの真偽を確…