負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。

怪獣&ロボット

負け犬が怪獣映画に本気で泣いた!生きてこそこれを観ることが出来た喜びに震える「ゴジラ-1.0」

あふれる涙をぬぐいもせず、むせ返る歓喜の中、スクリーンから響きわたるゴジラの咆哮がいつまでも鼓膜に焼き付いた。これぞジャパニーズモンスター、そしてこれこそ日本映画の真骨頂だ! (評価 89点) 海を突き進んでくるのは、本能の赴くままに全てを食…

負け犬の空飛ぶカメは夢を見ない「ガメラ大怪獣空中決戦」

見たいものを過不足なく見せてくれる良作怪獣映画のお手本はカメもジェット噴射ですっ飛ぶ面白さだった (評価 76点) 激烈礼賛!良作怪獣映画 怪獣映画の理想のサンプリング 空飛ぶカメのカタルシス 激烈礼賛!良作怪獣映画 本作公開当時のキネマ旬報紙上…

負け犬のR15のリブートがハンパなくダテではなかった件「ヘルボーイ」

嬉しい誤算に歓喜!リブートはニッチに限るということを改めて実感した良作! (評価 76点) R15のヒーロー・シリーズの誕生が夢に終わった残念作。しかし、負け犬的には全然、問題ない応援作! パチパチパチパチ!いきなりの拍手をしてしまう。だって…

負け犬女が半魚人と恋をしてエッチして水棲人間になった件「シェイプオブウォーター」

異形のクリーチャーに愛情を注ぎ続けてきた怪童がその集大成として描くのは、アマゾンの半魚人と女性とのラブストーリーのフィルターを通して描く究極の異端者の悲しみだった! (評価 80点) ヘルボーイも巨大ロボも出てこない、登場するのはアマゾンの半…

負け犬も気分はすっかりアミューズメント!「ジュラシックパーク」

ギミックが絶え間なく連続するライド感覚が秀逸!この夏、アミューズメントパークに行けなくても本作があれば大丈夫! (評価 80点) 今更言うまでもないアミューズメント映画の代表格。ギミックにこだわるスピルバーグのビジュアル志向が幸福なレベルにま…

負け犬がもっとも嫌いなタイプの映画「シン・ゴジラ

無様な置物のように微動だにしないゴジラ!全編にわたって繰り広げられる全く無意味なクソ小難しい会話の応酬!まさしくこれは史上最低のゴジラ映画だ! (評価 5点) 内閣がどーとか、政治がどーとか、日米安保がどーとか、そんな無意味なものばかりにアン…

負け犬もフィギュアを買った!「トランスフォーマー」

圧倒され、笑わされ、泣かされる、エンタメ要素がすべて真空パックされたような映画小僧のためのドリーム・ランド! (評価 90点) 映画は何のために見るのだろうか?時間を忘れ、感情を揺さぶられ、最後に感動したいから、その鳥肌が立つ感覚を味わいたい…

負け犬も泣いた地獄少年と半魚人のデュエット「ヘルボーイ2/ゴールデン・アーミー」

着ぐるみのクリーチャーがバリー・マニロウのポップスをデュエットで歌う!デル・トロのセンスに心から涙した (評価 80点) 1作目がダメダメなのに、2作目が超傑作という、映画セオリーの常識を覆すようなスタンドプレイをやってのけることはきわめて至…

負け犬の地獄のドレスリハーサル「ヘルボーイ」

いくら好きなデル・トロにヘルボーイとはいえ、一本丸ごとドレスリハーサルというのは、ちとツライ。やはり本番が見たかった。 (評価 60点) デル・トロも天才と呼んではばからないマイク・ミニョーラが描くヘルボーイ。実は自分も早い時期からヘルボーイ…

負け犬と猿は犬猿の仲、果たしてコングはメイン・イベンターとなり得るか「キング・コング髑髏島の巨神」

ゴジラVSコングのゴングが迫る中、本作で務めた前座の役割をコングはひとまず十分に果たしてくれたといってもいいのではないでしょうか (評価 70点) キング・コングの原体験はTV放送で見たストップモーションのコングだった。ストップモーション独特…

負け犬さんの物事の起源はオリジンにありという件「ゴジラ」1954年版

やがて公開される「ゴジラVSコング」を前に目撃した、永遠不滅のクールジャパンのキャラクターのオリジンは想像を遥かに上回る素晴らしさだった (評価 84点) 日本が世界に誇るキャラクター、怪獣王ゴジラ。不思議なことに恥ずかしながらロクにちゃんと…

負け犬さんのシンクロさせたい気持ちは分かるけどどうにもシンクロしきれなくてシンクロナイズドスイミングをただ遠巻きに見ただけで終わっちゃった感ありありだった件「パシフィックリム」

巨大ロボと怪獣の対決をあのデル・トロがブロックバスター級のスケールで描く。誰もが心を躍らせた企画だったのに、肝心の怪獣に個性がないのが致命的だった。 (評価 60点) 自他ともにオタクと認めるデル・トロがそのオタク魂の全てをそそぎ込んだ渾身の…