負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。そして、木枯し紋次郎を完全コミック化(笑)した「劇画!木枯し紋次郎」を日々、配信中!色々な動物が繰り広げる動物コミックもあわせてお楽しみください

ホラー

負け犬のクリスマスはアナログ電話とオリヴィア・ハッセーちゃんの凛とした美貌で肝試し!「暗闇にベルが鳴る」

ジングルベルの鈴が鳴るクリスマスの夜をアナログ電話のけたたましいベルの音がつんざく時、ひと際際立つのはオリヴィア・ハッセーちゃんの美貌だった。 (評価 72点) クリスマスから年末にかけてのお楽しみと言えば、何と言っても正月映画。70年代半ば…

負け犬のオーイェーイ!どいつもこいつもぶち殺せ!この物件はあたいのもの!これぞ究極の事故物件スプラッター「ドリーム・ホーム」

地獄の結束バンド!香港から飛来した、とんでもない事故物件ならぬ事故映画。可憐なヒロインが事故物件にすべく繰り広げる直視不能、それでいて社会性とちょっぴり知的な残虐ホラー! (評価 70点) マイホームの購入をお考えでしょうか?それでは香港の海…

負け犬がありがたくもないフォロワーさんに尾けられて大変だった件「イットフォローズ」

ホラホラ何かがあなたの後をつけてくる!ただ何かが後ろをついてくる、その恐怖のみを純粋ろ過して描いた新感覚ホラー! (評価 72点) ネットやツィッターなどでフォロワーさんというものが増えれば誰でも嬉しいもの。でも、自分自身の後ろに何か得体の知…

負け犬があまりにもクダラナイ時間泥棒映画に怒りを爆発させた件「グッドネイバー」

ただ思わせぶりなだけで中身は空っぽ。時間泥棒映画の見本のような低俗きわまりない最低映画。 (評価 5点) この負け犬が一番嫌いな類の映画が、あのPOVというやつ。要は主観映像で進行していく類の映画である。あれの何がいけないかというと、結局、ダ…

負け犬がもっとヘビーなパンチを食らわせてほしかった件「キャビン・フィーバー」

「サタデーナイトフィーバー」程とはいかないにせよ、もっとフィーバー出来るパンチが欲しい!これぞ、あのホラーの旗手イーライ・ロスの中途半端なロス映画! (評価 50点) あのソリッド・シチュエーションホラーの傑作「ホステル」のイーライ・ロスが1…

負け犬の極悪非道!全員死刑一家の残虐無比な所業に70年代スピリッツの爆発を見た件「マーダーライドショー2」

控えめな生命力を持つロブ・ゾンビが放ったサプライズヒットの続編は、前作のセブンティーズ志向に更にベクトルを振り切って爆発させたような快作だった! (評価 72点) 極悪非道、残虐無比。この家族の所業の前には、ピカレスクなどという生易しい言葉は…

負け犬のロッカーなゾンビがキッチュなライド感満載のホラー映画を作ったらこうなったという件「マーダーライドショー」

悪趣味、下劣、不快に淫靡、醜悪、残虐、グロテスク!ゾンビからあなたに贈る、中産階級の一家がお茶の間で、アミューズメント感覚で楽しめる愉快で楽しくクレージーなホラー映画!(評価 64点) 不快な音楽、不穏な映像。のっけからアングラ臭を全身から…

負け犬がグラサンかけたら世界がちょっと大変なことになっていた件「ゼイリブ」

貧困層の貧困層による貧困層のための貧困ホラーの傑作!貧困層が覚醒し蜂起するそのきっかけこそが百均のサングラスだった!貧困のパラノイアな世界観を体感せよ! (評価 80点) のっけから発散される貧困臭に、カーペンターならではの無機質なドライブ感…

負け犬もそのキャッチーなコピーセンスに脱帽!「バタリアン」

エイリアンとゾンビ大好きなダン・オバノンのオタクセンスが実に楽しい、コワ面白い痛快ホラー (評価 74点) ゾンビホラーにスラップスティックな笑いのセンスとMTVならではのビート感で味付けし、そのキャッチーなタイトルで見事に化けたポップな80…

負け犬の身の毛もよだつ荘厳なるオペラ「ザ・フライ」

グロ度も極致のゲテモノ素材をダーク・プリンスがギリシャ悲劇のような荘厳なドラマに仕立て上げた純愛ホラーの傑作 (評価 82点) どこから見てもゲテモノに過ぎない映画が、途中から迫真の純愛物にメタモルフォーゼしていき、最後には目頭が熱くなってい…

負け犬の666(ロクロクロク)は悪魔誕生ならぬメガヒットのキーワード「オーメン」

映画は作品だけではヒットしない!宣伝戦略との相乗効果でものの見事にモンスター級のヒットをとばしたオカルトホラーの傑作! (評価 78点) 映画はアイデアが命!それに劣らず生命線ともなるのが宣伝だ。当たってナンぼの世界、宣伝良ければ全てよし。更…

負け犬のダーティハリーの最強の敵はただ厚かましいだけのオールドミスのオバさんだった件「恐怖のメロディ」

ハリー・キャラハン最大のピンチにして、映画界最大の巨匠クリント・イーストウッドの記念すべき監督デビュー作 (評価 80点) 赤の他人が自分のプライバシーに土足でズカズカと侵入してくる恐怖!イーストウッドが初監督にしてヒッチコックをもしのぐスリ…

負け犬は内臓がお好き「ヴィデオ・ドローム」

魔法の小箱ビデオ・カセットが溶解し、腹から半分内臓と化したドロドロのピストルが現れる。クローネンバーグのカラーを決定づけた溶解ホラーのピクトグラム! (評価 68点) これは特殊メイクの第一人者リック・ベイカーのテクニックのアラカルト!そのイ…

負け犬のどんでん返しは残念賞「ハイテンション」

どこまでも殺人鬼を追い詰めろ!ミイラ取りがミイラになるまで。肉塊と血しぶき飛び散るハイパー・ユーロ・スプラッター! (評価 60点) 殺人鬼をこの手で仕留める!ダイ・ハードのスプラター・バージョンというべき、と思いきやラストに衝撃が待っていた…

負け犬のゼロからはじめる異世界ホラー「ファンタズム」

ひたひたと迫りくるトールマンに、謎の球体キラー・スフィア!少年期ならではの、不条理と不安渦巻く異次元ティーンエイジ・ホラー (評価 65点) この世のありとあらゆる魑魅魍魎が飛び交う異次元の世界。でもそこは見慣れた日常とほんの隣り合わせの非日…

負け犬の爽快なる口当たり「バッド・テイスト」

サクセスへの道は、やっぱり小さなことをコツコツと。DIYスピリッツ満載のドロドロスプラッターは、口当たりもグロッとさわやかな手作り感覚爆発の情熱作 (評価 70点) ここは田舎のゾンビランド。ゾンビたちをただひたすらに踏み潰す。相手は屍同然の…

負け犬の本当は怖いグリム童話「狩人の夜」

ラブ・アンド・ヘイトのサイコパス。忘れられたメルヘン・ホラーの傑作 (評価 76点) 汝の隣人を愛すべきはずの牧師が幼い兄弟を殺しに来る!二人の子供たちに明日はあるのか! その存在だけは伝え聞きつつも、公開もされず、ソフトでもついぞお目にかか…

負け犬も誰かと映画を見てみたい「サスペリア」

「決してひとりでは見ないでください!」のコピーも躍る、鮮やかな原色の色彩と、おどろおどろしい音楽、こけおどし全開のイタリアン・バロックホラーの決定版! (評価 72点) 心的恐怖も内容も何もない、しかし、とことんお化け屋敷に徹すれば、それはも…

負け犬の姿なき温故知新「透明人間」

まさに温故知新ではないけれど、古き良きクラシックなマテリアルを換骨奪胎してホラーにしたらどうなるか?その解答は、何とも物足りない残念作でした (評価 58点) フランケンシュタインにドラキュラ、ミイラ男に半魚人。異形のキャラクター、ダーク・ユ…

負け犬の残念キャラ大賞NO1「コンスタンティン」

やさぐれ霊媒師が悪魔と壮絶なバトルを繰り広げるがはずが、見事にずっこけた問題作。 (評価 50点) 悪魔祓いを生業とする、余命いくばくもないオカルト探偵が、人間界に乗り込む悪魔軍団を迎え撃つ。こんな中二病をくすぐる設定に総製作費は1億ドル、と…

負け犬もサイコも同じデ・パルマニア「アメリカン・サイコ」

80年代バブルという時代が生み出した一人のヤッピーの狂った日常を描くハイパー・テンション・ホラー・コメディの佳作 (評価 74点) すさまじい情報の洪水で一人の人間の病理を描いた傑作文学の映画化は、実にあっけらかんとしたポップ・ホラーだった。…

負け犬も悪魔も好きなゆでたまご「エンゼル・ハート」

メディアミックスならぬ、ノワールな探偵ものとオカルトが見事に融合したジャンルミックス的なアラン・パーカーの代表作 (評価 79点) アラン・パーカーの卓抜な映像センスここにきわまる。ノワールならではのムーディな映像とオカルチックなシーンがシャ…

負け犬の骨肉のバトルロワイヤル「何がジェーンに起ったか?」

血縁者同士の愛憎とバトルほど醜く、恐ろしいものはない。当の血縁者が狂気に侵された人間ならそれは、とてつもないホラーになる。二大女優が激突するドメスティック・サスペンスの一級品 (評価 82点) あの「北国の帝王」でホーボーたちの死闘を描いた漢…

負け犬のベトナム帰りのふくろうの河「ジェイコブズ・ラダー」

たとえば、たった一本だけ映画を持って行ってもいいとしたら、人はどの映画をチョイスするのだろう? (評価 80点) ずっと長年、見たくてたまらない映画があった。でも、劇場映画ではない、たった25分の短編映画(実はオリジナルは三部作の劇場映画だっ…

負け犬のサイコな愛情「危険な情事」

男と女、家族とシングル。もっともシンプルで、もっともありふれた題材から生まれた超絶ホラーの大傑作! (評価 84点) 世間で話題になりながらも何の因果か見ないまま、何十年も過ぎてしまっている。そんな映画がありませんか?この負け犬にとっては、本…

負け犬もこれには憤慨「ヘレディタリー/継承」

何が怖いって、作ってる本人が何作ってるか分かってないことが一番怖い! (評価 30点) 映画遍歴を続けていると、作っている監督本人が、自分が何を作っているかすら分かっていないような作品に出くわすことがある。その傾向は、やっぱりホラーのジャンル…

負け犬さんの人生は無限ループの原動力はとてつもなく悲しい罪の声だったという件「トライアングル」

これはメビウスの輪というレールをジェットコースターでライディングする感覚なのか。無限ループとスラッシャー、その2ジャンルがシームレスに融合する驚きが味わえる思いもよらない傑作 (評価 82点) 有難きはネットの時代。ネットでその存在をたまたま…

負け犬さんのメキシコからハリウッドにやって来た怪童がいきなり遺憾なく実力を発揮していてビックリしたなあ~もうという件「ミミック」

みんな大好きボクも大好き、やんちゃな映画小僧ギレルモ・デル・トロ。そんな愛すべき怪童のハリウッドデビュー作はやっぱりスゴかった (評価 74点) 負け犬が所有する本作のDVD、実を言うと10数年近くもDVDボックスに眠ったままになっていた。そ…

負け犬さんのキャリア組として生き残るためにとにかく使えるものは何でも使えという件「ニア・ダーク/月夜の出来事」

生き残るために自分が持てるものは全て使う。それがその人の美貌であっても全然、構わないわけで (評価 76点) 映画のメッカ、ハリウッド。そこで相応の製作費の下、監督を一任された人間には絶対的な権力が与えられる。だが、その権力はこれもまた絶対不…

負け犬さんの神経症の妊婦はかくも怖いという件「ローズマリーの赤ちゃん」

多分、この映画は妊婦さんに見せたらヤバイ。実際にガリガリ君みたいな勢いでガリガリ痩せていくミア・ファローが何よりも怖い (評価 78点) 今更ながらのホラー映画の傑作との誉れも高い「ローズマリーの赤ちゃん」。実はこの負け犬、恥ずかしながら未見…