子供の頃、紋次郎をはじめて見たとき仰天したのが、道中、若い娘が犯されている現場に遭遇しても、振り向きもせずに歩き去っていくところ。女がレイプされているのに助けもせずに立ち去るとは・・・!まるで現代人の無関心ぶりを揶揄するようなニヒリズムがとてつもない衝撃だった。
翻って、春画の世界を見てみれば、紋次郎の時代の江戸に象徴される世界は実に大らかなエロスの時代だったことが分かる。当時はラブホなどもなかったわけで、となれば庶民がエッチするのは青天の下での青姦ということになる。もしも当時、スマホがあれば、きっとこんな盗撮をする輩もいたに違いない。ニヒリズムを装う紋次郎とてきっと例外ではない!
エロっ子紋次郎の暴走は止まらない(笑)