負け犬的映画偏愛録

崖っぷちの負け犬が、負け犬的な目線で偏愛する映画のことを好き放題のたまう映画録。

2020-12-30から1日間の記事一覧

負け犬の土曜の夜はゴキゲン「荒野の七人」

ガンマンも年を取って老いるということをこの作品で初めて知った (評価 68点) まだまだ負け犬が、ほんの子供の頃、土曜の夜が楽しくて仕方なかった。だって「仮面ライダー」の放送日。それに午後9時からは土曜映画劇場があったから。忘れもしない、「荒…

負け犬は口笛を吹く「荒野の用心棒」

ヒロイズム、クールといった言葉はこの映画から学んだ気がする (評価 90点) 子供の頃、レコードにはシングルとLPがあった。シングルは表と裏に一曲ずつ、LPが今でいうアルバムだ。そのLP盤のレコードで初めて買ったのが数々のウェスタン、それもマ…

野良犬の口は減らず「少年と犬」

この年になって、未見の旧作、それもカルトなジャンルの傑作に出会える喜びに勝るものはない (評価 80点) この作品を見たのはつい最近。しかし、その存在自体は40年近くも前から知っていた。当時、愛読していたスターログ誌(懐かしいなあ・・)に日本…

負け犬のロケットパック「007サンダーボール作戦」

空を飛び、海を潜る八面六臂の合間にちゃっかりお姉ちゃんとしけこむやんちゃぶりはご健在 (評価 68点) 冒頭のしめやかな葬式。悲しみに暮れる初老の参列者の女性。ところがボンド何を思ったか、この女性にパンチをくらわし吹っ飛ばす。カツラも一緒に吹…

負け犬の秘密兵器の登場「007ゴールドフィンガー」

負け犬が見る夢は金髪美女ならぬ金粉美女だった (評価 62点) オープニング。 鴨(カモ)・・?いやカモメを頭につけて偽装したボンドが海からヌっと現れる。とりあえずそのカモメが付いたマスクは脱ぎ捨て、ダイビングスーツのまま敵のプラントに忍び込…

負け犬はパロディでよみがえる「007私を愛したスパイ」

人間ドン底でも自分を笑い飛ばせば何とかなるのかも (評価 76点) 今さらながらの勝手に007シリーズ。こないだ「007二度死ぬ」を数十年ぶりに見たらそのオモチャ箱を引っくり返したような世界観に慧眼するところがあったので、昔見て、一番ましだったおぼ…

負け犬に愛の手を「007ロシアより愛をこめて」

すっかりナメていたけど見直した、イヤ、ほんとは凄かったんだ (評価 76点) 007のオリジンを目撃したら、すっかり勢いづいてシリーズ全作制覇の野望の火を絶やさんとベストワンの評価も高い「007ロシアより愛をこめて」を今更ながら見ちゃったヨ!という…

負け犬のオリジン「007ドクターノオ」

負け犬の始まりは穴・・だった (評価 64点) いきなり見たくなって、「007は二度死ぬ」を数十年ぶりに見たら、特典にあの有名なタイトルバックにまつわるドキュメンタリーがあった。 あの余りにも有名な冒頭のタイトルバック。銃口の見た目のショット。ガ…

負け犬のジャパンはフジヤマ「007は二度死ぬ」

ニギニギしいおせち料理の味もたまには楽しめる (評価 68点) 今更ながらの「007は二度死ぬ」を無性に見たくなった。勿論、子供の頃に見ているが。それというのも最近、サミュエル・フラーの「東京暗黒街・竹の家」を見たからだ。初めて見る、この映画に…